運命は?No fake

文字数制限を超えたドルオタの呟き

シンメという概念

10Ksとは直接関係ないけどどうしてもろくーんをみんなが懐かしんでいるからこれを考えさせられた。

シンメという概念について。

 

ドルオタ生活早四半世紀?特にお腐れではない私でもシンメという概念がアイドルには大きな要素なのは意識的にも無意識的にも根底にあると思っていた。

ザ、シンメ!とは私の中でKinki Kidsの二人だった。

Kinki Kidsのことはまぁ同世代以上のジャニオタは絶対に経由していて、デビューした時期から土9を中心にドラマに出るKinki兄さん達、LOVELOVEあいしてるを回すKinki兄さん達を見ながらあなたはどっち派?なんて談義をしてきたと思う。

同じ時期に事務所にいて、他人なのに同じ苗字、性格はきっと自然に出会ったら友達になるのかは微妙なんだけどお互いを馴れ合いじゃなくてでもちゃんと認め合っている。

この二人を組ませたジャニー氏は本当にわかっているし、さすがだと思う。

その後も彼らは時に並び立ち、時に片方が立てないときには一人でも踏ん張って、そして背中で相手に語ってきた。

 

ところでこのシンメという概念、ドルオタ女子には当たり前だが意外とドルオタ男性には必要とされていないように思う。

女性アイドルにおけるシンメはオタ側から必須の条件ではないのだ。

でも古今東西やっぱりシンメであることはしっくりくるし、シンメが考えられていないわけではないと思う。

SPEEDは寛子と絵理子、仁絵と多香子はシンメだったし、モー娘。なら辻加護はシンメだっただろう。なっちとゴマキはシンメだったかと言われると若干疑問に思う。どちらかといえばなっちとジョンソンのほうがシンメっぽいようにも感じるしそうなってくるとシンメとはいったい何をもってシンメというのかと疑問になってくる。

初期のAKBは珍しくシンメという概念がしっかりしていたように感じる。前田大島はシンメだろうし、前田たかみなもシンメだろう。まゆゆきりんだの小嶋さんとゆきりんもシンメだと思うし、何より女オタが熱狂したのはツインタワーこと佐江とオカロだろう。

でもツインタワーに熱狂してたのはいわゆる女オタだしやっぱりドルオタ女子のほうがよりシンメというものに熱狂するしこだわっているんだろう。

 

48Gは博多まですべてのグループはツートップ体制で売り出している。SKEの珠理玲奈、NMBのさやみるきー、HKTのさくらとはるっぴ。最近の乃木坂やNGT、欅は現場に行ってないからイメージになってしまうがワントップでの売り出しという感じだからシンメというのは古い概念になっているのだろうか。それともこれから並び立つ存在が出てくるのかもしれない。

私が栄推しだからなのもあるが、珠理玲奈というのはKinkiに非常に近いものがあると思う。

同じ時期に同じグループとして苗字が同じだけど他人。しかもじゅりれなという「~奈」という下の名前も似てるし、珠理奈、玲奈という王の字を別の字に宿しているという、これが二次元だったら仕込みすぎだろ!というくらい設定てんこ盛りなのだ。

しかもどつよと同じで珠理奈が途中で休養が必要になるのだが、その時に相方は優しく励ますのではなく、本人たちだけの距離感で接して、片方が前線に立ち続けて復帰を待つのだ。

珠理玲奈はKinkiと同じでクラスにいても絶対友達にならないし、まゆゆきりんや佐江オカロみたいに親友ではない。でも珠理奈は玲奈が大好きだし、玲奈はあしらいながらも珠理奈との距離感を自分の中で決めているのだ。

 

シンメとは何なのか。

いくつか挙げていてもあまり明確な定義がないように思う。

でも同じような境遇を共有していて、背中合わせで立てる存在がシンメなのかと私は思っている。

 

KAT-TUNは初期6人だった。そしてそれは3組のシンメで構成されていた。

仁亀はそれはそれは今世紀最大の完璧なシンメだった。

仲良しかと言われたらそれは外野の私たちには何とも言えないし、仲良しじゃなくてもいいとすら思える。

あの仁亀が今はもう道を別にしてしまったがあの時一瞬でもシンメだったことは間違いないし、亀梨担だった私が赤西の脱退に仕方ないと思いつつも、戻ってこなくていいと思いつつもじわじわショックだったのはあの美しいシンメが崩れてしまったことへのショックに他ならないんだと思う。

その後田中聖の脱退でT-Tもシンメが解散される。シンメを失った二人と、シンメのロバ丸が残る。

私は5人も4人もそれなりに形としてはちゃんとしていると思ってきたが、今回3人のKAT-TUNも形としてはちゃんとしていて、それはやっぱりロバ丸っていう二人がシンメの形を保っていたからだと思う。

失われたシンメは仕方ないが、ロバ丸が結局大きなシンメという枠を守っていたからKAT-TUNはまだ屋台骨が残っていると感じられた。

ただちょっと懸念しているのは嬉しいことに上田竜也の現場人気がめちゃめちゃ上がっていて、上田が真ん中にいるフォーメーションもいけるとなってるから今後復活した時にどういうフォーメーションをとるのか悩ましいように感じる。

Perfumeみたいにローテーションするフォーメーションがいいのかもしれないな。

それとも亀梨とロバ丸っていう関係性ではなく、亀梨上田中丸っていう三人が新しい関係になっていくべきなのかもしれない。

復活するときにいろんな可能性をこちらに提示してもらえることを期待したい。

 

これは実際に見たわけではなく、又聞きなんであれですがエイトの番組でジャニーズで楽器をやるなら?という話題でKAT-TUNはトライアングルと本人たちのいないところで話していたようで。

その理由は「トライアングルは本当は6角形だったけどたたき続けていたら三角になったから」と。

その真意はどこにあるのか、実際にどういうテンションで話していたのか見ていないので批判するのも擁護するのもできないんですけど、最初に聞いたときはデビュー当初の関係とかあって今でも当たりキツイなと思ったのは事実。

でも洗練されて一番ベストな形に落ち着いたというポジティブな意味かもしれない。とも5/1の三人を見て思ったんだ。

最初から三角形だったらまた違う形になっていたかもしれない。

 

最近AKBの選抜も前のように身長バランスとかを考えたフォーメーションじゃないし、SKEも玲奈卒業でバランスが悪い。

前のめりの玲奈アンダーがりょうはなのはしっくりくるが、珠理奈と楽々では身長差がありすぎてまだシンメとしては機能しないのだ。

珠理玲奈の尊さは身長バランスの良さ、顔立ちのバランスの良さだったから、前のめりをやるなら玲奈アンダーにりょうは、珠理奈となおちゃんでトップ下を固めるとかしたほうがいいし、楽々を活かすなら身長低めのあやちゃんみなるん花音あたりとシンメにしたほうがなんでここなの?!という違和感が少ないと思う。

そういう意味ではゴナジャンの楽々センタートップ下じゅりうははまだマシというか。

個人的には今ビジュアルの旬なりょうはなおちゃん、もしくはくまちゃんとえごちゃんを今こそ前に置いておいて、楽々はもう少し身長が伸びて見た目も垢ぬけてからで間に合うと思うんだ。

女の子は15-18がピークだからね。

楽々はかのちゃんと身長バランスが取れたあたりでゆななとシンメ争いをしてほしい。

 

そういう意味で48Gの序列がオタの手である程度いじられているのは難しいんだろうな~と思う。

似たような序列ならちゃんと身長や顔立ちとかそういうバランスを考えて配置してほしいしできるなら背景もちゃんとシンメな人たちを同じ序列でいられたらきれいなんだけど。

まぁそこまでは求められないかな。

 

女オタがシンメという概念に拘るのはやっぱりメンバー同士の関係性に注視しているからなんだろう。

メンバー同士の関係性から出るドラマや信頼関係のエピソードに熱狂できるからより強くそのメンバーを応援しているように思う。

あんなことになっちゃった仁亀ももう別にシンメとして今どうこう思ってなかったけど「実は結構電話あったりして」って亀梨がシンメの絆みたいなエピソード話すだけでは~~~~~~~~~~~~~~尊い・・・・(アーメン)と思ってしまったわけです。

※ちなみに私は腐女子とかではないです。

 

もしかしたらシンメというのはもう古い概念なのかもしれない。

昔以上にメンバーとガチ恋の私っていう枠の人が増えてるからメンバー同士の関係性とかはあんまり重視されないのかもしれない。

でもやっぱりシンメが綺麗に決まっているグループは安定感があるし、あんなに不仲とか言われてた初期KAT-TUNが形になってたの絶対シンメでバキバキに固めてたからと思うんだよね。

まぁ結局壊れてるしシンメというだけですべては救わないんですけど、それでもシンメがあるっていうのは一つの熱狂するための要因なんで、ちゃんと考えてフォーメーションとか組んでほしいですよ。っていうね。

 

もう二度と6人時代のKAT-TUNみたいな黄金比シンメみたいなのは出会えないかもしれない。

だからこそあの頃のKAT-TUNがいてくれて本当にうれしいし、最後に残されたロバ丸はこれからもシンメでいてほしいし、三人になったからカメを含めて新しい関係性を見せてほしいです。