運命は?No fake

文字数制限を超えたドルオタの呟き

Haru.Robinsonワンマンライブ感想

どうも、社畜です。

 

12月から書かなきゃ、書きたいと思っていたハルロビンソンライブ感想ですが、

書けないままに次のワンマンが開催されてしまいました。。。

またなんやかんやで7月になりそうなので、思いつくままに

12/6(水)@渋谷WWW Haru.Robinson 2nd One-man Live『Urban days』

3/15(木)@原宿ストロボカフェ Haru.Robinson Spring one-man Live「風待ち」

の感想を書こうと思います。

 

私のツイッターを読んでいる人には既にお分かりなんですが、去年秋から仕事に追われていて、人間らしい生活がおざなりになっていて、12月のライブも今回のライブも行けるかどうか直前までわからない状態でなんとか参加したんですけども

 

結論から言うと仕事ほっぽり出して参加する価値しかないライブでした!!

使い古された表現ですが敢えて書かせてもらいます。

そう、Haru.Robinsonはいいぞ!!

 

そもそもHaru.Robinsonって誰だよって人のために公式サイトから紹介を

福岡県出身。末並弘史(Vo&Gt)によるソロユニット。
高校中退後、音楽専門学校へ通いながらバンドを結成。
福岡のストリートやライブハウスでの活動を経て、2007年に単身上京。
現在、東京のライブハウスを中心に活動中。

詳しいことは公式サイトとかでよろしくな!

Haru.Robinson(ハル・ロビンソン)公式サイト

私が知ったのは横浜DeNAベイスターズの砂田くんの出囃子でIdentityを聞いたからだったんですけども

砂田 毅樹 | 横浜DeNAベイスターズ

この曲誰!?ってなってベイスターズ公式サイトから知ったわけなんですけども、CDもなければ配信もないわけで、Twitterで思わず呟きましたよね、そしたらわざわざお知らせ頂いて…

 

その後7/31 横浜B.B.STREETのライブでCD無配と聞いて初めてライブに行ったんですが、生音のIdentityクソかっこよくてほんとびっくりして、それ以来砂田君どうこうじゃなくてHaru.Robinsonというアーティストが好きだなと思って今日にいたるわけです。

 

私がHaru.Robinsonはいいぞって言っても具体的にどういう音楽やってるの?とかどこが好きなの?とか言われるんですけど、そういうのはYouTubeに本人アカウントでアップされている曲を聞いてくれ…と 言って終わらせたいところなんですが、多分今30代前半くらいにとってはあの頃の若者向けロック&ポップが好きだった気持ちに刺さるんですよね。

 最近の音楽は多様化していて、世代別嗜好別で住み分けてしまっているからあまり最近ではこういう感じの曲の背景に綺麗な情景を思い浮かべたり、行間を読んだり、繊細な人間の感情を間接的に歌ったり、それを疾走感あるサウンドで乗せるってのはかなり少ないと個人的には思うのです。

最近の歌詞は説明が多めでそれだけで完結できるから、想像して自分の頭の中に入れる必要がないことが多い。それがすごく個人的には寂しい。

末並さんの音楽は本人の年齢以上に成熟していて、聞く人の心の中に世界を作る力があると個人的に思います。

 

さて、肝心のライブの感想なのですが、12月のライブはスタンディングで色んな曲をやって、今回は着席で可愛い箱でアコースティックでやると。

だからそれぞれの箱にあった曲をやってもらうわけなんですけど、箱の力というか本人たちのコンセプトなのか同じ曲でも違って聞こえるのがライブの面白さ

愛が降る街、降雪歌はどちらでもやったんですけど、個人的には12月の時のほうが好きだなと思ったし、でも今回のほうがAndoroidはよかったりして、やっぱり参加できる時に参加しないとその曲の瞬間風速みたいなのは出会えない。

 

曲を正しく読み解けないことに定評のある私なので、今までAndoroidは健康な世界から想像した架空の世界のおとぎ話のような明度だと思っていたので、今回のMCでびっくりしたし、そういう話を聞いてから曲を聞くと気付いていなかった良さに気付けたりして

 

朗読を入れるっていうのも新しい試みで、他のこういった個人ライブに行かないのでそういうことが普通なのかわからないけど、私のような世界を自分の中に作るタイプにはすごくよくて、これからも続けてほしいし、なんなら朗読しまーすって入りじゃなくて一曲やった後暗転して読み始めてそのまま曲に入るのもかっこいいと思う。また今回みたいに拍手のタイミングを失って末並さんたちを困らせる気がするけど…

 

いや、入場の拍手の件を客側から言い訳させてもらえれば拍手しなかったのは緊張感とかじゃなくてBGMかかってる中でバンドメンバー入ってきたときにおおうってなってたら末並さん入ってきてバンドメンバーの時に拍手しなかったのに末並さんだけ拍手するのもバンドメンバーに失礼なのでは?っていうかどうしたらいいの!って感じでほんとすみませんでした

 

12月と3月行ったりきたりなんですけど12月の愛が降る街と降雪歌ほんとにすごかったんだよね

愛が降る街は多分Haru.Robinsonの手持ちの中では相当強い札だし、それはYoutubeでも完成度の高さはわかるから、いい歌なのは知っていたけども、あの日のキーボードね…

良かったよね…泣いたしね…人としての感情を思い出せて久しぶりに創作意欲が沸いて1つかけたしね…

今回も良かったんだけど私の席からだけなのかキーボードの音が薄かったから残念だった(早くつきすぎて前に座りすぎたからかもしれない)

 

社畜だからほんと毎日無感情で働いて泥のように眠って上司や同僚、取引先への殺意と自分へのやるせなさでモノクロなんて綺麗なもんじゃない、泥水の中で生きてるような気持だったけど12月も今回も、ライブから帰るときの足取りは軽くて頭の中はクリアで、人間として生きていこうって思える、前向きな気持ちになれるそういうエネルギーがHaru.Robinsonの曲にはあるんだよなぁ

頑張れとか君の気持ちがわかるよとか前向きにとか簡単な励ましは泥水の中だと全部煽りに聞こえて殺意にしか変わらないんだけど、なんだろうな、Haru.Robinsonの曲の中に生きている曲の主人公は本当に普通なんだけど一生懸命なんだよね、一生懸命で、だけど目の中の光は消えていない感じなんだよね。だけど自分のことを過信しているわけではなくて自分の弱さもちゃんと知っているんだよね。それを認めたうえで生きることを選んでいるのがわかるから、どういうときでも自分で生きることを選択していくっていうことが素晴らしいというよりも、それでいいのだっていう感じで、私はそこが好きです。

 

12月のライブでUrbanDays聞いたときに一番強くその気持ちを感じたなぁ。

Urban Daysは歌詞もいいけどそれだけじゃなくて曲の構成が最高だよ、本当にイントロから1番サビまで、2番からの音の厚み、最後大サビの転調とかもうほんとすきが止まらないよ。

12月のライブはこの1曲だけで元が取れているからね、なのにそのあと伝説的に素晴らしい愛が降る街とかIdentityとかあるからね実質無料どころかこれはもうお歳暮だなと思ったよ

あとBelieverがあまりにもかっこよかったからそれからひと月くらいずっと聞いてた。全部の曲の音源とかできた日にゃかっこいい曲ランキング作りたいよあたしゃHaru.Robinsonのかっこいい曲が大好きなんだよ

 

12月のライブの話ばっかりになってしまってるから3月の話に戻すけどやっぱりアコースティックの曲は今回のほうがより良かったなぁと思う

春風は今まであまりピンと来ていなかったんだけど、朗読効果なのかMC効果なのか今回良さに気付いて今はめっちゃ聞いています…

今回のMCでもあったけど、その人の主観だけじゃなくて他者の視点になるとまた違う見え方になる。私は春風はただ主人公の未練しか見えていなかったけれど、春風は春風視点になるとまた違う感じを受けるなぁ。

秒速5センチメートルに例えると最初はコスモナウトだと思ってたけど実は秒速5センチメートルの最終章だったみたいな感じだ。

 

今回のライブ内のPianomanカバーもよかったな…今更ちゃんと歌詞を見直すと私のHaru.Robinsonへの気持ちもこれだな…

 

次のライブでまた音源化やセットリストに声を反映させるって話ですが、春風で反省したので何が来ても「良き…」って顔になるのは自明なので本人へリプとかはしないんだけど、ここは私の庭だから好きに書くよ

Beautifulとrefrainと降雪歌を何かしらの形で音源化してくださいお願いします歌詞もお願いします

降雪歌はもう次の冬合わせでいいですが、Beautifulとrefrainは早急にお願いしたいです、私の心が危篤なので

ポリクロームチューンも良かったからお願いしたいけどもうとにかくこの2曲、でCDにするときにはBelieverの再MIXもお願いします…

 

今更だけど今回のCDのDIAかっこよすぎないか?大体CDってCDのポテンシャルがあるのにDIAすごいよこれライブかな?って思う。

DIAの一番かっこいいところ(大サビ前のデデデデッってとこ)聞いた時の鳥肌ちゃんとあるもん

春風のアレンジもお金かかってる感じの丁寧さがある…

CDの盤面もなんか前と違う気がする気のせいかもしれないけど

BeautifulとBeliever…頼む…

 

7月のライブはどういう感じになるのかなぁ、夏だからかっこいい曲めっちゃやってくれてもいいなぁ何が来ても嬉しいけどね…

横浜遠いけどそれでも行く価値を感じてるよ。

良きものにはお金も時間も使いたいよ、それで楽しませてもらってるわけだからね

 

なんか書き漏らしている気がするからよりつらつら脈絡なしに書く

・12月のライブのMCで言っていた人生の選択肢の話もよかったな‥あの時結構悩んでることが多かったから救われた感じがあった

・御洒落サウンドも良きだよ

・鈴木さんいるMCの末並さんの安心した顔あからさまで可愛いし、末並さん一人で話してる時鈴木さんめっちゃ見守ってるの素敵だから個人的にめっちゃ好き

・MCで末並さん歌い上げ問題提起してたけどバンドの皆さんも乗ってきてるのわかるからそういうときわたしも楽しくなる

・今回のマイクの音ざらざらしてたのはちょっと残念だった

・柴崎さん前の時も今回も本当に良い仕事してたからにんにくは衝撃だった

・こんなにかっこいい曲沢山あるのに客層が若い女の子多めなのはいつも不思議である…もっとメンズいていいのにな?

・カメラやってた女性がとても楽しそうに仕事をしていて私も嬉しかった

・今回ドリンクにビンのリンゴサイダーあって飲めない私はありがたかったし、箱かわいかったな、トイレもきれいでよかった

 

私はドルオタなので他のアーティストの個人ライブの平均がわからないんだけどIdentityは頭上でクラップハンズしたい、いつかフェスみたいなところに行くほど大きなアーティストになったらぜひやってほしい

個人の楽しみ方は自由だけどいつももっと音楽に乗りたいと思わせる、泥水の中に生きているのにグルーブに身を任せたくなるそんな気持ちをくれるから時間が合う人はぜひHaru.Robinsonのライブに行こう、Haru.Robinsonはいいぞ(念押し)

野球観戦のススメ

アイマスコラボでフォロワーさんから野球観戦ってよくわからないから助けてほしいと言われることが増えたので、私なりに野球観戦までの道のりメモみたいなものを書いてみます。

普段はセの球場しか行っていないので、細かい球場ごとに何かあるような場合はぜひ球団名や球場名でぐぐってみることもおすすめします!

とりあえずパリーグコラボが発表されてフォロワーさんから実際に受けた質問から

 

①チケットの種類が色々あってどこを買えばいいかよくわからない

まず、一塁側と三塁側って何?っていう話

基本的に野球場は真ん中から左(三塁側)と右(一塁側)で応援するチームのファンで別れています。

基本的にというのは球場ごとに(地方球場やファンの多い球団に多い)割合が違うからです。

基本的に一塁側がホーム(球場の持ち主のチーム)側なことが多いですが、球場によっては三塁側をホームとしているところもあるので要注意です。

特にパリーグはそういうチームが多いので、観戦前には確認しておいたほうがいいです

(ライオンズ、日本ハム楽天イーグルスが三塁側をホームとしているようです)

まぁでもコラボイベント目当てで別に応援とかはわからないし…という方なら間違えてしまっても応援グッズなどを出さなければ座っていて怒られることはないです。

私の友人は昔マツダでビジター応援席の意味が分からず堂林のユニフォーム着て白い目で見られて慌てて脱いで試合を見たこともあります…

 

次に内野と外野って何?って話

内野と外野は値段が違います。またライオンズのホーム、メットライフドームでは外野は芝生になっています。

座る席は、お財布と相談で問題ないです。

外野は熱心に応援するファンが多いので、野球観戦気分を味わうことができます。

パリーグは応援が楽しい球団が多いです。サッカーのような応援の走りのロッテとかずっとジャンプしてるライオンズとか、オリックスとかも最近好調なのもあり声に圧があって楽しいです。

ただし、外野は安いことから常連のファンも多いので、やじだったり酔っ払いだったりそういう初心者の女の子はちょっと困るタイプのお客さんの割合も内野に比べて多いです。

私は豆腐メンタルなので最近は内野を選びがちです。

内野は比較的ファン層が落ち着いています。

ファミリー層や時々見に来る層が多いように体感的には思います。

応援も声を出す人もいればメガホンをたたくだけの人もいるし、彼氏面で見守るタイプのオタクもいます。

内野の中でもすごく高い席と、外野とほぼ変わらないような席だったり色んな値段設定がありますが、値段と民度は比例することを心にとめておいてください。

 

<チケットについてのまとめ>

もし野球とかよくわからないけどとりあえずコラボイベントに参加したいっていうなら、推しのチーム側の内野の安めの席(もし三階席とかがある球場ならそこ)がいいでしょう。

野球わからないけど野球に興味あるからこれを機会に参加したい!ということならまずは一塁OR三塁ベースの裏あたりのあまり遠くない席がおすすめです。

バックネット裏の遠めの席も試合自体は見やすくていいのですが、イニング間のイベントなどはベース裏のほうが楽しいと思います。

 

②どんな服装で行けばいいのかわからない

これはTwitterでも論争になっていたところですが、基本的にどんな服装でもいいです。

ただし、駅から遠い球場もありますし、場所自体遠いから電車に長く乗らなきゃいけない球場もあります。

それに帰りは混みますから満員電車…と考えたら、楽な服装がいいと思います。

ヒールを履くなとかミニスカートはやめろとかそういうのは野球観戦ルール的にはないです。

ただ、そういう格好で行くと結果的に疲れるから私は選ばないです。

カジュアルな服装は自分の手持ち服にない!という方も別にいいと思います。

平日の神宮なんて7割がた会社帰りのスーツですし。

自分の持っている服で、歩くのが疲れない、汗をかいても不快じゃない服がいいと思います。ええ、極論ライブに行く時と同じ格好でいいのでは?

 

丈の長いガウチョ系のボトムはトイレに困ることがあるのであまりお勧めしません。オールインワンも同様。

 

③持ち物は?何か絶対買わないといけないものはある?

まず、荷物はあまり大きくないほうがいいです。一人で参加されるならなおさら。

そして荷物が入る大きなビニール袋を必ず持っていきましょう

これは荷物を下にしか置けないので、荷物が汚れないようにするためです。

下が綺麗だとしても、後ろの席の人がビールをこぼすこともありえますので…

また屋外の球場では雨の場合もありますから、かならずビニール袋を忘れずに!

 

飲み物も事前に買っていったほうが安くつきます。

球場によって持ち込み可能なものの種類がありますので、確認してください。

持ち込み不可能な種類のものは入り口で紙コップに移し替えることで持ち込めます。

 

つぎに、屋外球場に行かれるならば帽子です!

球団に関係ない普通のハットでもいいから帽子を忘れずに!

ただし相手球団の帽子はやめましょう…

帽子を忘れたらタオルでもいいから乗せてください…7月ごろから本当に球場は灼熱になります。外の気温より暑くなります。

自分が暑さに弱いタイプなら、早めにコンコース(座席裏の通路)に避難してください。

うちの母親はこれでいつも試合のほとんどを座席で見られません。

 

また屋外球場の場合で雨天が予想される場合はポンチョをもっていくといいです。

現地でも買えますが現地価格なので…

折り畳み傘をさすのは周りの方の迷惑ですのでやめましょう。

あとぼろぞうきんがあると濡れた座席を拭くことができていいです。

 

食事前や後用にウエットティッシュをもっていくと便利です。

 

応援グッズを買わないとダメなのか?という質問もありますが

私は最初から買う必要はないと思います。

ロッテのようにメガホンを使わないで手拍子の応援のスタイルもありますし、

内野に座るなら応援しなくても問題ないし。

ミニメガホンがあると参加している気分になれて楽しいので、もし気が向いたら買ってみてもいいかとは思います。ライオンズならフラッグとかでもOK

もし好きな選手が出来たら選手名タオルなんかあるととてもはかどります。

 

④開場時間から開始時間まで時間があるけどいついけばいいの?

好きな時で大丈夫です。

ただし、もしかしたら試合前にコラボイベントが場外であったりするので球団の公式サイトでイベントスケジュールを確認してみてください!

試合開始前は選手が練習してますが、野球がよくわからないうちは練習を見ても面白さはわからないと思います(私がそうでした)

試合開始30分~1時間前に行って球場の有名なメニューを買って試合開始から見るのがいいのではないでしょうか。

球場飯についてはぜひ球団名や球場名でググって有名なものにチャレンジしてみてください!

もちろん持ち込んでもいいですが、ご飯がおいしい球場なら試しにチャレンジするのもいいのでは?

ドーム(メットライフドームは除く)系は火気厳禁のためあまり食事の種類は多くないです。

メットライフドームは球場の周りにキッチンカー屋台がたくさん来ていてどこもおいしいと評判です。

 

アイマスコラボで興味をもってもらえたら、野球もアイマスも好きな私としてはとても嬉しいです。

今は地上波で野球もなかなかないですが、ネットで無料で配信している球団もあります(横浜DeNAベイスターズとか)

遅すぎることは全然ないし、今更野球?なんてこともないです。

会社の先輩♀は数年前のダイヤのAコラボで初めて神宮に行って今やFC入ったり暇さえあれば全国の球場に行ったりしています。

今回はとりあえず球場に行くまでのことを書いてみたのですが、野球自体のこと、他にも何か疑問があればぜひ気軽に質問してください。

シンメという概念

10Ksとは直接関係ないけどどうしてもろくーんをみんなが懐かしんでいるからこれを考えさせられた。

シンメという概念について。

 

ドルオタ生活早四半世紀?特にお腐れではない私でもシンメという概念がアイドルには大きな要素なのは意識的にも無意識的にも根底にあると思っていた。

ザ、シンメ!とは私の中でKinki Kidsの二人だった。

Kinki Kidsのことはまぁ同世代以上のジャニオタは絶対に経由していて、デビューした時期から土9を中心にドラマに出るKinki兄さん達、LOVELOVEあいしてるを回すKinki兄さん達を見ながらあなたはどっち派?なんて談義をしてきたと思う。

同じ時期に事務所にいて、他人なのに同じ苗字、性格はきっと自然に出会ったら友達になるのかは微妙なんだけどお互いを馴れ合いじゃなくてでもちゃんと認め合っている。

この二人を組ませたジャニー氏は本当にわかっているし、さすがだと思う。

その後も彼らは時に並び立ち、時に片方が立てないときには一人でも踏ん張って、そして背中で相手に語ってきた。

 

ところでこのシンメという概念、ドルオタ女子には当たり前だが意外とドルオタ男性には必要とされていないように思う。

女性アイドルにおけるシンメはオタ側から必須の条件ではないのだ。

でも古今東西やっぱりシンメであることはしっくりくるし、シンメが考えられていないわけではないと思う。

SPEEDは寛子と絵理子、仁絵と多香子はシンメだったし、モー娘。なら辻加護はシンメだっただろう。なっちとゴマキはシンメだったかと言われると若干疑問に思う。どちらかといえばなっちとジョンソンのほうがシンメっぽいようにも感じるしそうなってくるとシンメとはいったい何をもってシンメというのかと疑問になってくる。

初期のAKBは珍しくシンメという概念がしっかりしていたように感じる。前田大島はシンメだろうし、前田たかみなもシンメだろう。まゆゆきりんだの小嶋さんとゆきりんもシンメだと思うし、何より女オタが熱狂したのはツインタワーこと佐江とオカロだろう。

でもツインタワーに熱狂してたのはいわゆる女オタだしやっぱりドルオタ女子のほうがよりシンメというものに熱狂するしこだわっているんだろう。

 

48Gは博多まですべてのグループはツートップ体制で売り出している。SKEの珠理玲奈、NMBのさやみるきー、HKTのさくらとはるっぴ。最近の乃木坂やNGT、欅は現場に行ってないからイメージになってしまうがワントップでの売り出しという感じだからシンメというのは古い概念になっているのだろうか。それともこれから並び立つ存在が出てくるのかもしれない。

私が栄推しだからなのもあるが、珠理玲奈というのはKinkiに非常に近いものがあると思う。

同じ時期に同じグループとして苗字が同じだけど他人。しかもじゅりれなという「~奈」という下の名前も似てるし、珠理奈、玲奈という王の字を別の字に宿しているという、これが二次元だったら仕込みすぎだろ!というくらい設定てんこ盛りなのだ。

しかもどつよと同じで珠理奈が途中で休養が必要になるのだが、その時に相方は優しく励ますのではなく、本人たちだけの距離感で接して、片方が前線に立ち続けて復帰を待つのだ。

珠理玲奈はKinkiと同じでクラスにいても絶対友達にならないし、まゆゆきりんや佐江オカロみたいに親友ではない。でも珠理奈は玲奈が大好きだし、玲奈はあしらいながらも珠理奈との距離感を自分の中で決めているのだ。

 

シンメとは何なのか。

いくつか挙げていてもあまり明確な定義がないように思う。

でも同じような境遇を共有していて、背中合わせで立てる存在がシンメなのかと私は思っている。

 

KAT-TUNは初期6人だった。そしてそれは3組のシンメで構成されていた。

仁亀はそれはそれは今世紀最大の完璧なシンメだった。

仲良しかと言われたらそれは外野の私たちには何とも言えないし、仲良しじゃなくてもいいとすら思える。

あの仁亀が今はもう道を別にしてしまったがあの時一瞬でもシンメだったことは間違いないし、亀梨担だった私が赤西の脱退に仕方ないと思いつつも、戻ってこなくていいと思いつつもじわじわショックだったのはあの美しいシンメが崩れてしまったことへのショックに他ならないんだと思う。

その後田中聖の脱退でT-Tもシンメが解散される。シンメを失った二人と、シンメのロバ丸が残る。

私は5人も4人もそれなりに形としてはちゃんとしていると思ってきたが、今回3人のKAT-TUNも形としてはちゃんとしていて、それはやっぱりロバ丸っていう二人がシンメの形を保っていたからだと思う。

失われたシンメは仕方ないが、ロバ丸が結局大きなシンメという枠を守っていたからKAT-TUNはまだ屋台骨が残っていると感じられた。

ただちょっと懸念しているのは嬉しいことに上田竜也の現場人気がめちゃめちゃ上がっていて、上田が真ん中にいるフォーメーションもいけるとなってるから今後復活した時にどういうフォーメーションをとるのか悩ましいように感じる。

Perfumeみたいにローテーションするフォーメーションがいいのかもしれないな。

それとも亀梨とロバ丸っていう関係性ではなく、亀梨上田中丸っていう三人が新しい関係になっていくべきなのかもしれない。

復活するときにいろんな可能性をこちらに提示してもらえることを期待したい。

 

これは実際に見たわけではなく、又聞きなんであれですがエイトの番組でジャニーズで楽器をやるなら?という話題でKAT-TUNはトライアングルと本人たちのいないところで話していたようで。

その理由は「トライアングルは本当は6角形だったけどたたき続けていたら三角になったから」と。

その真意はどこにあるのか、実際にどういうテンションで話していたのか見ていないので批判するのも擁護するのもできないんですけど、最初に聞いたときはデビュー当初の関係とかあって今でも当たりキツイなと思ったのは事実。

でも洗練されて一番ベストな形に落ち着いたというポジティブな意味かもしれない。とも5/1の三人を見て思ったんだ。

最初から三角形だったらまた違う形になっていたかもしれない。

 

最近AKBの選抜も前のように身長バランスとかを考えたフォーメーションじゃないし、SKEも玲奈卒業でバランスが悪い。

前のめりの玲奈アンダーがりょうはなのはしっくりくるが、珠理奈と楽々では身長差がありすぎてまだシンメとしては機能しないのだ。

珠理玲奈の尊さは身長バランスの良さ、顔立ちのバランスの良さだったから、前のめりをやるなら玲奈アンダーにりょうは、珠理奈となおちゃんでトップ下を固めるとかしたほうがいいし、楽々を活かすなら身長低めのあやちゃんみなるん花音あたりとシンメにしたほうがなんでここなの?!という違和感が少ないと思う。

そういう意味ではゴナジャンの楽々センタートップ下じゅりうははまだマシというか。

個人的には今ビジュアルの旬なりょうはなおちゃん、もしくはくまちゃんとえごちゃんを今こそ前に置いておいて、楽々はもう少し身長が伸びて見た目も垢ぬけてからで間に合うと思うんだ。

女の子は15-18がピークだからね。

楽々はかのちゃんと身長バランスが取れたあたりでゆななとシンメ争いをしてほしい。

 

そういう意味で48Gの序列がオタの手である程度いじられているのは難しいんだろうな~と思う。

似たような序列ならちゃんと身長や顔立ちとかそういうバランスを考えて配置してほしいしできるなら背景もちゃんとシンメな人たちを同じ序列でいられたらきれいなんだけど。

まぁそこまでは求められないかな。

 

女オタがシンメという概念に拘るのはやっぱりメンバー同士の関係性に注視しているからなんだろう。

メンバー同士の関係性から出るドラマや信頼関係のエピソードに熱狂できるからより強くそのメンバーを応援しているように思う。

あんなことになっちゃった仁亀ももう別にシンメとして今どうこう思ってなかったけど「実は結構電話あったりして」って亀梨がシンメの絆みたいなエピソード話すだけでは~~~~~~~~~~~~~~尊い・・・・(アーメン)と思ってしまったわけです。

※ちなみに私は腐女子とかではないです。

 

もしかしたらシンメというのはもう古い概念なのかもしれない。

昔以上にメンバーとガチ恋の私っていう枠の人が増えてるからメンバー同士の関係性とかはあんまり重視されないのかもしれない。

でもやっぱりシンメが綺麗に決まっているグループは安定感があるし、あんなに不仲とか言われてた初期KAT-TUNが形になってたの絶対シンメでバキバキに固めてたからと思うんだよね。

まぁ結局壊れてるしシンメというだけですべては救わないんですけど、それでもシンメがあるっていうのは一つの熱狂するための要因なんで、ちゃんと考えてフォーメーションとか組んでほしいですよ。っていうね。

 

もう二度と6人時代のKAT-TUNみたいな黄金比シンメみたいなのは出会えないかもしれない。

だからこそあの頃のKAT-TUNがいてくれて本当にうれしいし、最後に残されたロバ丸はこれからもシンメでいてほしいし、三人になったからカメを含めて新しい関係性を見せてほしいです。

君を一人ぼっちにはさせないと誓う…10Ks構成における隠し味

前回のブログではジャニオタ半生の事しか書けなかったのでコンサートのことを書きたいと思う。

 

これは永遠のテーマだと思う。

コンサートは箱が大きくなると満足度が相対的に下がっていく問題。

小さな箱で触れ合える距離で肉眼で見える距離で見るコンサートは当然満足できる。

箱が大きくなるほど見えづらい席になる確率が増えていく。

 

宮野真守のコンサートにデビューから国フォまで通ってた身としては最初のライブハウスの感動からどんどん箱が大きくなる喜び、そして武道館でアリーナの当選率が低すぎてタイムラインが大荒れになったのが印象的すぎた。

その後計算してくれた方もいたが箱が大きくなるのはアリーナの席数はほぼ増えないがスタンド席が増えるからチケットが届いてうだうだ言いたくなるのは確率論上しょうがないのだ。

 

SKEのナゴヤドーム単独もまぁ色々あってオタの総意的にはあれは記念参加。という参加することに意味がある存在になっているし。

 

私の中ではギリギリアリーナレベルならなんとか満足できる席になれる確率は計算できると思っている。

ドームはファンサ(レス)がもらえるとかサインボールがもらえるとか認知されてたらアピール貰えるとかそういうのは完全に捨てた、同じ空気を吸うための数千円なのだと思っている。メンバーが吸って吐いた空気を肺に吸い込むための金額。円盤化しないかもしれないMCを確認しに行くための数千円。

 

でも今回の10Ksは完全にドームなのにアリーナレベル以上の満足度があった。

満足度はステージから席の遠さではなく、正面からの角度がどれくらいあるかで決まったように思う。

 

私が参加したのは4/30、5/1の東京ドーム2,3日目。

4/30は三塁側スタンド中程、5/1はド正面の40ゲート(所謂三階席)だったが、色々振り返ると5/1のほうが満足度が高いように思う。

 

4/30の満足ポイントはトロッコ上の亀梨がくるっと振り返ってお衣装がふわっとしてかわいくアピールしてきたのを肉眼で見られたところ。あれは後世まで私の中で語り継ぎたいと思う。かわいかった。

歌割りではなかったから(間奏か?)円盤化されないかもしれないしあのかわいさを見られる距離、角度だったのは5/1に比べてより近い席だったおかげだし、近いからこその良さはあると思う。

でもよりメンバーと自分の距離が短く感じたのは5/1の天空席だった。

自分なりにその理由を分析したので今回記事に起こしている。

 

私のフォロワーさんは嗜み程度のジャニーズ知識の方が多いのでなるべく平易な表現にしようと思うので、検索から来たガチジャニオタの人はそんな今更の話?とか、誤解を招く表現はやめてみたいなことも多々あると思う。

でもよりオタ以外の人にわかるような言い換えをして理解してもらいたいし、それを踏まえて良さを感じてほしい、在宅ジャニオタ、現場は他のジャンルにいるからこそ気づけた視点で書いていきます。

 

まず前提として今回のKAT-TUNのコンサートはグループとしての活動休止(正確には充電期間)前のラストライブだった。

私は東名阪のドームツアーの東京最後2公演に参加している。

ご存知のようにKAT-TUNとは6人のメンバーの頭文字をとったグループで、ご存知のようにもう3人しかいないのでKA(menashi)T(a)-T(suya)U(eda)N(akamaru)と無理やり3人で背負っているという体になっている。

ジャニーズにおけるメンバーの脱退は珍しいものではない。あのTOKIOだって最初は違う人がいてナガセは追加メンバーだし、有名なところではSMAPの森君がオートレーサーになるから抜けたこともある。ただ近年(と言っても15年くらいたつけど)では不祥事による脱退(NEWS、関ジャニ∞)があって脱退=不祥事のマイナスイメージが強いように思う。

KAT-TUNにおいてはまぁなんというかオタ側的にはなるようになっちゃった3人だから何とも言えないんだけどスキャンダルとか不祥事は否定できないしネガティブに捉えられてあれこれ言われても仕方ないんだけど、残った三人は初期のブイブイ言わせてた不良みたいなグループイメージほど悪いやつらじゃないんですよと言いたいのです。

 

…コンサートの話に戻ります。

ジャニーズのコンサートといえば一般人の想像するのは団扇をもってお手振りや投げチューされて王子様みたいなスパンコールキラキラひらひらのお洋服翻しててキャーって女の子たちが叫ぶみたいな感じだと思う。多分セクゾとかそうなんじゃないかな、行ったことないけどラブホリ王子ならやってそう

KAT-TUNのライブも確かにキャーって言いますけどでも厳密には違う。

「オラオラてめえら声だしやがれえええええええええええええ」

\ブヒイイイイイイイイイイイイイイイイイイ/

10年前から変わらないオタのケツをたたいていくスタイル。

コンサート序盤の場を温めるところ、声出てるかー?って言われていえーい☆彡みたいなのは許してもらえない

腹の底から声を出さないと許してもらえないのだ。

必死で声出してやっともらえるのはありがと♡とかじゃない「やればできんじゃねーか!」だからね!

でもそのあとちゃんとMCで「今日のみんなマジで熱くて…高まっちゃうわ」とか言ってくるんだよ。ツンデレだな~~~

 

まぁそんな感じが基本に流れているのでレス乞食とかではないという前提を忘れないでいただければ。。。もしレスが欲しい!好きとか愛してるっていっぱい言ってくれなきゃやだ!という方はすみません、もしかしたら満足させてあげられないかもしれません。。。でもそれはそれでいいって開眼するかもなのでもしよければおつきあいください。

 

また脱線したので戻ります。今回の10Ksでどうして離れた席でもメンバーを感じることができたのか、満足できたのか。

(充電前)ラストライブだから否応なしに高まるとかそういうのもあるけどそういう部分じゃなくテクニックみたいなところにいくつか気づきました。

 

①本編前にグッズやムービーで10年間を振り返ることで各時期で一番楽しかった頃の気持ちを思い起こさせている

今回のグッズは白黒基調に今までの10年間のライブのロゴをちりばめたデザインになっています。

ずっと参加していた人はもちろん、いくつかしか行っていなかったとしてもその当時のことを嫌でも思い出します。今回の席が良席じゃなかったとしても、その時のライブが楽しかったなら楽しかった気持ちが思い出される。

グッズについては別エントリーで書きたいんですけど、ジャニーズのコンサートのグッズがかわいいのはこのコンサートロゴがあるからなんだな~と出戻りで気づきました。

多分どのGもコンサートロゴってあると思う。

でもSKEではこれ玲奈コンくらいからだよね?玲奈コングッズ鬼可愛いけどあれはあいりん監修だからだよなぁ。

コンサートタイトルはずっとあった。名古屋一揆とか変わらないこと、ずっと仲間なこととかSKE党決起集会、箱で推せとか。

そしてグッズはメンバーの写真のやつとコンサートタイトルと日にちと会場名が入ったくらいのTシャツ。

ロゴ作っておけばグッズもそれを基本に作ればいいんだから作ればいいんだよね。ちょっと器用なメンバーが描けばいいし、下手でもオタはメンバーが作った奴ならって軽率に買うし。

本店は昔たかみなのサーカスみたいなの(ちっちぇ)があったけどあれ盗作騒ぎになったからやめてしまったんかね。もったいないです。

 

10Ksの話に戻ります。

また開始前の3人からのメッセージ、そして今までのライブの映像を切り取ったムービーからの10Ksロゴで開始。今までの映像はその後も何度か使われます。

あ!これ見た!とかこれ懐かしい~とかその時の気持ちがほんと自然と思い浮かぶんですよね。亀梨の眉毛の角度と細さに懐かしみしかなかったな~

 

②ステージの位置、トロッコ花道だけじゃなく上下方向の移動がすごい

今回のステージ構成、メインステージから上手下手に横に伸びていて、アリーナの真ん中まで花道、そしてでべそがあって、そこから三方へトロッコあり、アリーナのブロック間も数曲小さなトロッコで移動可、三方に伸びたトロッコの先に左右には小さなサブステ、野球のホームにバックステージだった。

さらにバックステージとメインステージ間は大きなトロッコで回れる外周

三方に動くトロッコは1人乗りの小さなものだけどレーンがひかれていて早い動きも安定して動ける。外周のトロッコは高さがあり、スタンド中段と同じ目線になる。

これだけでもアリーナは角度のあるブロック以外は満足できるし、外周トロッコの高さがあるおかげでスタンドの客も肉眼でメンバーが見られて満足なのだ。

外周トロッコとアリーナ内トロッコ別のものでそれぞれ高さが違うのでアリーナ内とスタンドと分けて対応できるのはすごいし、嵐コンのムービングステージの印象が強かった(ムービングステージとはメインステージの先端がそのまま稼動してバックステージまでオタの頭上を透明なステージが移動していくジャニーズではおなじみのセットで一台数億円のものをドームコンでは複数使っているのだ。資金力とは。)

私は始まるまでムビステなし!?大丈夫なのアリーナのお客さん!と思ってしまったけど3人だからこそできる小回りの利く移動手段は本当に素晴らしいね。これ人数が多かったらあんな小さな小島みたいなステージは使えないからメインサイドバックと4ステージにしてもサイドステージが大きくなると外周が狭くなるしそしたらアリーナ圧縮されるもんね。

 

それだけではないのだ。横縦移動は上記のようにもうばっちりなのだが縦方向にもすごいのだ。

メインステージのセットの高さももちろんだがでべその部分が平成初期のウエディングケーキ並みにせりあがる!ここまでは想定内。バックステージで上にジャッキのように上がってくる。これも想定内(バックステージといっても三人で踊って余裕あるくらい広いし)

ここからなんだ。4/30に最初に度肝を抜かれたのは。

前述したように3塁側スタンド中段で見守っていた私。アリーナ内トロッコで小島みたいな狭いステージにメンバーが下りる。そこまでは想定内。

曲の途中でメンバーの周りに突然足元から柵が出現!そしてそのまま消防車の梯子のようなもので空高く上がっていくメンバー

バックステージの亀梨、両サイドステージにいたロバ丸は空高く飛んで行ったのだ!

なんだこれは!いやわかるんだけど、仕組みは単純なんだけど、メンバーがたっていたところに足元からスッと柵が上がった時に「き、近未来!!」と思ってしまった。。

5/1には3階席の正面にいた私は肉眼で確認できるレベルで亀梨がせりあがってきたときにEndless Shockで光一が二階席の手すりまでワイヤーで飛んできたときと同じ気持ちになった。

「私もコンサートに参加しているんだ。これは現実だ」

 

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 絵心がないので簡単な図でここまでをまとめた。

濃い青がいわゆるステージ、灰がアリーナ席部分、水色がステージの一部になっていた小トロッコ(紫)の可動域、赤矢印が大トロッコの可動域、星が縦方向に稼働できる場所である。灰のアリーナブロック間も動ける小トロッコがあり、炭ガスぶっかけられてたのをスタンドから見てました。スタンドにも立ち込める炭ガス臭は天空まで届くほどだったぞ~~~

 

距離はどうにもならない。席は決まってるし、高い場所はメンバーが近くまでいけないのは仕方ないと思っていた。

SKEの豊田スタジアムでは大箱は距離があるからと文句言うオタのためにメンバーがダッシュで上段天空席まで走ってきて、撮影タイムなるものがあったけどあの時私は近くに誰もメンバーは来ないし、移動中のメンバーがマラソン大会並みにゼイゼイ言ってたのを見て、これは果たしていい企画なのか?と疑問に思っていた。

大箱に挑むためには工夫がいる、そのためにいろいろ挑戦するのは正解だと思う。

今回の10Ksはメンバーはジッとしているだけでオタのところまで機材で引き上げるという手段だけど、これは資金力がなせる業だが、とても素晴らしい策だと思う。

肉眼でメンバーを見られるか否かは臨場感に大きな差が出る。そりゃ推しの表情まで見たくて野鳥の会するのもいいですよ。でもやっぱ双眼鏡越しにすることで自分とメンバーの間に何かが入ることでより距離を感じてしまうんですよ。

推しだけ見れればいいならいいけど自分の視界外でわちゃわちゃされたら見逃してしまうしね。

 

③メインモニターの使い方がすごい

モニター数がたくさんあるのももちろん満足度になっていると思うんだけど(ぐるっとすべての角度に8くらいモニターあった)

メインモニターの使い方がすごかった。

今回のテーマは10周年のお祝いであり、先日出たBESTアルバムを基調に進めている。だから全体のテーマも時空旅行、その船にGOLDで出航したのだ。

だからメインモニターにはメンバーを抜くとき以外は宇宙的なCGが流れることが多かったのだが、モニターの映像に奥行き(宇宙空間と後ろから流星のような光が次々に追いかけてくる)をつくることでメインステージの後ろの空間を演出してメインステージにいるメンバーが最奥ではないように見せる。

つまりメンバーと自分が端と端ではなく、奥―メンバー―自分とより近く錯覚させる効果があるのだ。

もちろんすべての時間そうしていたわけではないけど。

ダンス曲ではカメラが個々をきれいに抜くのは生のスイッチングでは難しい。だからそこでバックにそういった画像を入れてよりダンスの迫力を感じるように演出していたのでは?と思う。

 

スタンドマイクの曲などメンバーの運動量が少ないものでは個々をきれいに抜いていたり、DON'T YOU EVER STOPでは光るボールを投げてバックのモニターにその軌跡がでるようにしていたり、モニターとリアルの連動も随所に生かされていたし、春夏秋冬は綺麗な各季節のイメージの鮮やかな背景にしていたり。

 

あとこれはちょっと違うポイントになってしまうがサブモニターでは左上に曲名を終始表示していたのが初心者や他担に親切な仕様だな~と感動した。

もちろんガチファンならイントロで特定余裕です!って感じだろうけど全部の曲を知らないとか、アルバムでは聞き流してたけど実際聞いたら別物ののようだ!とかよくあることで、この曲何!?と思ったときにその曲名がわかるのは本当にありがたいと思う。

最近SKEのライブでは冒頭にモニターにタイトル、そしてメンバー名が出るが、曲名はずっと小さくでも出しておいたほうがいいと思う。とリクアワLVが初めてのSKE現場だった私は思った。

 

④特効がすごい。

火!水!火薬!煙!天からのレーザー!そして中丸ライトセイバー

ここ屋内ですよね!?それに遠慮なしの特効の嵐。

レーザーなんて何本引いてた?数え切れなかった。

メインステージ側からの各角度からの大量のまっすぐなレーザーが自分とメンバーの間をレーザーライトでつなぐことで広い空間を意識させない、身近に感じる仕掛けの一つだったのかな~と思います。

単純にかっこいいってだけかもしれないけどね。

海に落ちた月光がムーンリバーとして空の届かない月に届きそうに感じるようなそういう演出かなぁとか。そういえばツキノミチとか久しぶりに聞きたいですね!!

 

STAR RIDERの中丸ライトセイバーもよかったですよ。ほんと。

天井に伸びた一本のレーザーを使う演出があったんですけど縦に東京ドームという空間を意識させたのはトロッコやセリで高さを物ともしてないことをアピったあとだからできる技だと思います。

トロッコ低かったり梯子なかったらあの演出は「ほへー…上、遠っ!」って感じに他人事のように受けたと思うんですよ

でもそれまでにさんざん縦の移動して上のファンにもアピールした結果、中丸のダンス自体が縦方向に大きく見えたんだと思うし、上のほうのファンには身近に感じたんじゃないかな~と思います。素人の考えですが。

 

初めてKAT-TUNのライブ行った時も炎やば!三階席なのに熱気来る!って思ったけど、惜しげもなく本人たちいなくても炎出しまくるし、銃で撃つパフォに火薬が爆発するし!

なんかちょっとしんみりしそうになると爆発させるんだよあいつら!

爆発させて恐怖的なキャーってなってそのあと本当のキャーにつなげてくるんだ!!!

終盤の畳みかけるような爆発連発は本気のびっくり、本気のキャーだったわ!!

まさにつり橋効果!!

 

あとプレワンの時のメインモニター中心から夜空が広がっていくとき。

それまでな~~~~~んにも一回も使ってなかったレフトライトの死角のところにもイルミネーション用意されてて夜空が広がっていくのすごいな~~ほんと今までそのスペース捨ててたのに最後に使うのかよ~~~参ったぜ!!

 

⑤セットリストの組み方がすごい

コンサートはセットリストが肝である。当たり前である。

でもその本当の意味を今回のコンサートで初めて知った。

今まで別の現場でコンサートに行くときは、「私の好きなあの曲やってくれるかな」とか「久しぶりにあれが聞きたいしやってほしいな」とか「私の推しの出番がちゃんとありますように(切実)」みたいな気持ちで好きな曲を待ってるパターン、好きなメンバーが出るという曲を待っているパターンが多かった。

今回の10Ksはベストアルバムであり、ファン投票もあったからまぁ好きな曲が来てるというのは当たり前なんだが、全体を通した構成でこのコンサートを形作っているという印象を受けた。

そんなのほかの現場でもあるよという人もいると思う。つなぎが神とか序盤にぶち上げて早々にMAXにもっていくとかあると思う。でもそれだけではない。今回の10Ksはメンバーとファンの対話であり、遠距離恋愛になってしまう恋人たちの別れの前の睦み合いだった。

 

いつファンになっていても他担だとしても共通してかっこいいと思うGOLDで始まり、デビュー曲リアフェ。亀梨の舌打ち。王道である。王道過ぎる。でもこういう時はそういうのでいいんだ。奇をてらわない、みんなの求めているものでいいんだ。

ここでもうテンションは簡単にMAXになれるのです。ちょろい、おたちょろい

 

そのあとのBIRTHからの流れですよ。もうここに戻れないと歌って悲しくなったかと思ったらTHE D-MOTIONで笑おうよ、今を飾ろうと歌ってくるんですよ。

かと思ったらONE DROPでBYE-BYE通り過ぎた日よって言ってくるしそのあとWHITEで永遠に終わらないパーティはこれからって優しく慰めてくれる。

ほんとに別れを認められないわがままな彼女にやさしく語りかけてくるようにゆっくりゆっくり別れはつらいけど、それで終わりじゃないんだと何度も何度も繰り返してくる。

気持ちにシンクロさせながらポジティブを埋め込んでくるから、包まれるのは共感。

無意識のうちにこう思うんですよ「私の気持ち、わかってくれている気がする」

 

本当に見事ですよ。起承の承でそれをやる構成。

大体こういう卒コンとか別れが先にあるコンサート(別れではなく充電期間ですけど便宜的にこう表現しています)は起承転結の転までにみんなの悲しみや盛り上がりやいろんな混とんとした気持ちをすべて高めていって感動的な別れ、そしてアンコールでそれを慰めるように上げていって終わるのが王道というか、私は好きだったんですが(まぁ世の中には起承転結すべて最後まで混沌を高めて感動的な別れ、そして終了みたいな構成もありますよ。もちろん)

今回その結でやるのを承でやったんですよ。

別れを意識させると悲しみが強くなっていって、盛り上がりが難しくなるからあまりこの構成はやらないのかなと素人的には思うんですけど、今回の10Ksは別れを意識させた後に励ましの歌ややさしい歌、前向きな歌を挟んでいるので落ち込む暇がないんですよ。これやっても盛り上げられると自信があったんでしょうね、メンバーなのか演出家なのかどっちの判断かわかんないですけど!

そして一瞬落ち込んだ心の寂しさにそっと寄り添われると、その時に感じるやさしさの印象は普段以上なんですよ。

また混沌としての盛り上がりではなく、別れを現実として受け止め、未来を意識しながら盛り上がることで転のしっとりとしたプレワンでも泣き崩れるとかではなくなるんですよね。

いや、泣くんだけどさ!

 

プレワンは本当に一つの神聖な儀式だったことは参加した人みんな思っていると思うんですが、その前にあの派手な特効ガシガシのUNLOCKあったのもよかったね。だんだんしんみりされたら本当に悲しくなっちゃう!

だから客席合唱の4Uとプレワンの間にTRAGEDYとUNLOCKがあってガシガシにそこを派手に演出するのはよく考えられてるな~と思いました。

 

全体的にそうなんですけどメンバーが自分たちの持ち歌に自信を持っていると思った。

最後のあいさつで「10周年を支えてくれたたくさんの楽曲に拍手!」って亀梨が言ったとき中丸が「結構いい歌あるんですよ!結構いい歌あるんです!」って言ってたけど、本人たちが本当にそう思ってるとパンフでも触れてるしそれがこっちにも伝わってくる。

Jr.にも人気があるのは本当にうれしいよね。

この歌ならこの場面でも盛り上げられる、この場面にはこれを入れられるっていう信頼が感じられるセットリストでした。

ビビりな私ならLIPSかキプフェを序盤にカード切っちゃうわ。もったいないね!

 

そんなこんなの隠し味のおかげで5/1の東京ドームを出るときのみんなの表情は寂しさはあるけど前を向いていたんじゃないかな~と思います。

 

正直4/30に参加したときはめっちゃ楽しいから明日の寂しさ大丈夫なのか!?しぬんじゃないか!?と思ってたし、終演後はみんな泣きじゃくってると思ったんですよ。キャンディーズ解散コン状態かなと思ったんですよ。

全然違ったよね。ほんとにすごいコンサートだったよ。

 

メンバー、ファン、スタッフみんなから「いつだって君を一人ぼっちにはさせないと誓う」と言われたようなそんなコンサートだった。心から満足しています。

10年越しの “予感がはじけた”

在宅ジャニオタの私ですがデビューコン以来のKAT-TUN現場に行ってきた。

本当に素晴らしかった。

 

コンサートの中身は別途書きたいと思うが、今の気持ちを、一ジャニオタとしての反省と後悔と決意を、正直に書いておきたいと思ったので書きます。

めっちゃ長いし何の落ちもない。

それでもここで一度自分のジャニオタ人生を振り返るべきだと思ったので書かせてください。

 

ジャニーズ自体は物心つく前から好きで、3歳になるかならないかの時に魔法使いサリーの再放送(今のクレヨンしんちゃんの前身番組だったはず)を見た流れで初めてMステで光GENJIを見た時にあまりにもまぶしい存在だと感じたのは今もはっきり覚えてる。

北海道の片田舎で暮らしていた田舎者の幼女には東京のイケメンの眩しさはカルチャーショックだったのだ。

 

そんな私が再びカルチャーショックを受けたのがごくせん2だった。

ジャニーズは変わらず好きで各Gに好きなメンバーはいたが、一般的な女子としてのたしなみを逸脱しない程度の好きだった。

JSの頃ファンレターを友達と書こうと思いついてスマのゴローちゃんに送った折り紙のファンレターなんかもあったなぁ。

山Pを始めて認識した時も美しすぎてびっくりしたしNewSは山Pと内君、そして加藤成亮!?みたいな感動で月500円のお小遣い貯めてシングルを買ってたし、KAT-TUNに出会うまでもジャニオタだと思っていた。

でもごくせん2は違った。明らかに全身に雷が落ちたように仁亀の眩しさにやられた。

特に亀梨和也

私の理想の男性みたいな妄想が具現化したのか!?というくらい理想的だった。

小池徹平くんやもこみちだってそれまでかっこいいと思ってた。でも本当にごくせん2はもうとにかく仁亀しか見えなかったしその時から仁亀がいるKAT-TUN光GENJIをこえると確信に近い気持ちでいた。

 

もちろんスマップさんは国民的アイドルとして支持されていたし、TOKIOもお茶の間に浸透していたし、まだ今みたいな爆発的人気じゃなくても嵐もいたしV6、Kinki、NewS、エイト、Ya-Ya-Yahとかたくさんのジャニがいてそれぞれ素晴らしかった。

平成に入ってジャニーズのトップというのはドラマもできてバラエティもできて、どっちかというとバラエティで天下を取っていくスタイルだったけど、私は光GENJIの圧倒的にビジュアルやオーラで押し通していく王者のスタイルのようなジャニをずっと待っていた。

そしてそれは絶対KAT-TUNだ!と思ってた。

 

在宅だった私だったがあまりにも亀梨にのめりこんでいく様子を見て父親がデビューコンのチケットを手に入れてくれた。

これも本当に何の因果なのかその頃父親の会社がジャニーズのイベントのスポンサーをやっていたようでその時期だけジャニーズの舞台やコンサートのチケットをとれるという不思議な縁があった時期だった。

在宅でCDを買うしかしてなかった私はデビューコンの東京ドームに降り立った。

だが右も左もわからない状態で…なんかやたらいかついお姉さんたちがそれぞれ威嚇するようにグッズを持ってたり髪を盛りまくったりうちわは武器なのか?というくらい大量に持っていたり、本当にびっくりした。その頃はまだギャルも清楚系じゃないし、靴は厚底だし、髪は盛りまくってたし、おしゃれといえばLIZLISAかセシルか!?みたいなギャル系アパレル全盛期だった。

来てはいけないところに来てしまった!!!不良の場所だ!!と思ったのを覚えている。

ファミクラ会員じゃなかったから席は当然天空で、でもそれがすごく安心した。

なんせ周りも私と同じようなつてのチケット入手者だったから落ち着いてみられた。

もしアリーナなんて放り込まれていたら逃げ帰っていたかもしれない。

それくらい当時のKAT-TUN担は当時の彼らのようにパンチがあった。

 

KAT-TUNはライブがすごい、というのは在宅でも知っていた。

王様のブランチでCDTVの再放送を見て世の中の流行についていくような学生時代だったからCDTVのDVDランキングでLive海賊帆がランクインしているのを見て、なんかこいつらのライブはやばそうだ!と思ったのも今でも覚えてる。

当時のアイドルってやっぱきらきら王子様スタイルが基本だったから逸脱したとしてもまだ今ほどやばくないISSA率いるDA PUMPとかHipHopのストリートスタイルのLeadとかそういう感じで、なのにこの人たちめっちゃ不良だ!と思った思い出。

なんで海賊?王子様じゃないの?略奪されるのか?ハートを略奪されるのか!?

まぁ無事に略奪されるわけなのですがね!

 

デビューコンは本当に感動した。

メンバーはかっこよかったし、楽曲もよかったし音源化されていない曲も全部良くてライブのKAT-TUNとは斯くありき!と思った。

中でも周りのデビュー前から応援しているファンがみんな泣いてたのも印象的だった。8時だJがやってたり、いわゆるJr.全盛期に生きてたけどJr.にはそこまで興味がなかった私はその時やっとジャニーズの仕組みを理解した。

私はデビューから好きで、ぎりぎりセーフだと思ってたけどそうじゃなかった。途中から乗り入れたファンなんだ。本当のファンはもっと絆を深めていたんだ。と。

思えばこのとき古参と張り合うという選択をしなかったのは正解だった。

 

ジャニオタならわかる話だが、ジャニオタは本当にめんどくさい。

オリキやヤラカシみたいに厄介なファンがメンバーの24hをストーキングしていたり、関係者と繋がって特別な存在みたいな顔をする人もいるし、あることないことネットに書き込んでる人もいる。

今私のメインフィールドはSKE48なのだが、こっちの世界の所謂太オタや厄介とは世界が違い過ぎるのだ。

48Gで強オタ面するためには札束で殴り合う、それがシンプルなルールだ。

それがいいか悪いかはさておき、より金を出したやつが、より握手会などに会いに行った奴が強オタであり、強いオタなのだ。

ネットにもアンチが悪口を書き込むがもう明らかにアンチ!とわかるから回避も容易だしある程度慣れたら気にならなくなる。

でもジャニーズは違う。もう本当に違うんだ。

勿論いいオタもいるし、変なところ覗かなければ大丈夫なんだが、もう本当に何もかも知りたい!何もかも知ってこそオタ!みたいになると女同士のマウンティングがすごい。

 

そんな風になるのは全部KAT-TUNが魅力的だからだ!皆夢中だからだ!KAT-TUNは天下を取る!絶対取るんだ!

そう言い聞かせながらもメンバーと関係ない疲れの中、どんどんスキャンダルがある、どんどんメンバーが抜けていく。

在宅だったころのCD買ってTV見て、学校で好きなメンバーの話をしていたころの私にはわからなかった謎の辛さ。

今なら笑い飛ばせるけどその頃はまだ若かったから、全部真に受けて、「好きでいなくちゃ」「絶対KAT-TUNが国民的アイドルになるんだ」とうつろな目で言い聞かせていたけど…ついにもう無理だとあるとき船を下りてしまった。海賊に略奪された心はもう亡霊になっていた。

 

KAT-TUNの失速に合わせてなのかどちらが先なのかはもうわからないけど嵐が私の思っていたようなジャニーズのトップに上っていくのを私はうつろな心で見ていた。

そこはKAT-TUNの場所だったのに。

それは違うことは今はわかるが当時は本当にそう思っていたし、SMAPライン(バラエティでのし上がっていく国民的アイドル)としては私も嵐はここまでくるのは想定内(だってあらちは仲良しだしバラエティ力高かったし)だったけど今のかっこよさも面白さもぜ~~~~んぶ嵐!嵐がナンバーワン!みたいなのは本当に予想外だし、

私の描いていた2010年代ジャニーズはスマップ+トキオのほのぼの枠が嵐で宿題くんみたいなバラエティやってると思ったし、強めのお笑いとロック枠がエイトになってると思ったし、王子様枠としてニュースがPと内君、手越あたりできらきらしてると思ったし、ジャニオタ外にもかっこいいと思われる枠でKAT-TUNだったんだ。

もう色んな意味で違うけど。

You&Jの全方位拘束感、どうしてこうなった。

私が夢見たどんな需要にもこたえられまっせ!ってのは今全部嵐がやってるけど、そうじゃなくて分業制だと思ってたんだよなぁ。

なんか自分の期待通りにならないジャニーズに興味が消えていって、

最近はKAT-TUNも新曲出たら音楽番組見るくらいだった。

 

そんな中、田口の脱退発表があって。

まだあの彼女と続いてたんだとか、何やってんだとかいろいろあったけど、

オタやってた時は彼女とオタがもめてたレポ見たりしてめっちゃ彼女へのヘイト募らせてたけど、いざ脱退と聞いて、いざ3人になると聞いて、いざ充電期間になると聞かされて、

私の心にあったのはかつての憤りや疲れじゃなく、純粋な悲しみだった。

 

どうしてこうなってしまったんだろう。

どうしてこういう未来になってしまった?

あの時飛ぶ鳥をマシンガンのようにすべて絶滅させるくらい落としまくっていた彼らの末路がこれなのか?

残された三人の表情を見て、言葉にならなかった。

今も適切な言葉は出てこないし、何も言えないけどただただ悲しくて寂しかった。

 

ドームコンの話を聞いても3人で埋められるのか?というのが最初にあって、

もし埋まらなくて彼らがこのまま絶望の気持ちで表舞台から引きずり降ろされたら?

と思ったら行かなきゃ!と思った。

ジャニの現場なんてKAT-TUNのデビューコン、そしてマモのライブのお礼に招待された人気爆発直前の嵐コン以来。

でも行かなきゃ!と思った。

行きたい!と思った。

でも、それと同時に途中であきらめた、見捨てた私が参加する資格があるのか?とも思った。

もし諦めていなかったら、もし変わらず現場に言ってお金を落としていれば、こんなことにはならなかったのでは?

こうなってしまったのはなぜ?の答えが自分みたいな途中で船を下りたファンのせいなんじゃないかと、今も残っているハイフンからはそう責められるのでは?と思った。

デビューコンで見たデビュー前のファンの涙が浮かんだ。

私は結局彼女たちのように覚悟がなくて、そんな私は行く資格がないと思った。

 

そんな私に別のジャンルで知り合ったフォロワさんが「行きましょうよ」と言ってくれた。

彼女は近年ハイフンになった子で私とはまるでKAT-TUNを追っている期間がかぶっていなくて。

でも彼女が「最初から応援してた人こそ行って見届けるべきです」って言ってくれたから、行かずに悔やむより行って現場で悔もうと、現役のハイフンに何か言われても全部受け止めようと思えた。

 

そしてありがたいことに彼女がチケットを当ててくれて、無事10周年を祝う場に参加する資格を得たのだ。

 

行ける、とわかってからどうしよう。と思った。

CDも最近は買ってない。一番新しいDVDとか買うか?とかいろいろ考えた。

せめて今の現場のルールを把握してから失礼のないようにその場に臨みたいと思った。

でもどうしても怖かった。私の好きだった6人の頃のKAT-TUNがいないんだと現実を直視するのが怖かった。

私は亀梨担だが、赤西仁がいてこそのKAT-TUNだと思っていて、あいつが留学した時に出たシングルは本当に正直に言うとがっかりしてしまった口なので、赤西仁がいるいないで楽曲の幅が違う、赤西仁がいてこその楽曲のクオリティなんだと思っていて、6人時代のキラキラの曲が違うものにされているのに向き合えずにいた。

もう赤西がいないのはわかっているし、今更戻ってほしいとか全然思ってないけど、やっぱり私が一番大好きなNEVER AGAINは赤西仁がいてなんだ。

そんな女々しい理由で何の予習もせずにメモリアルな10周年に立ち会うことになってしまった。

名古屋大阪のレポも何度も見ようと思ったし、何度も曲の予習をしなきゃ!と思ったけどやっぱりできなくて、もう現役ハイフンと刺し違えてもすべて私の懐古厨なところが悪いから甘んじてリンチされてたとしても、殺されたとしても死を受け入れようと思った。

 

ところがどうだ。

東京ドームにいたのはかつてのいかついギャルではない。

刺し違えるのではと思っていたきつめのお姉さんではない。

かつて人気爆発前の嵐コンで見たような小綺麗なお姉さんたちだ。

その時やっと私は今のKAT-TUNは別のものになったんだとストンと理解した。

 

安心した私は物販で心行くまでグッズを買い、普段は買わないフォトセット(写真)まで買ってしまった。

何だか行ける気がする。今なら何でも受け止められる気がする。

 

そのあと同行者と合流して、席について。あのデビューコンとは違うスタンド席。

今でこそジャニーズの東京ドームコンサートは当たり前だけどデビュー時は東京ドームでできるのはほんの一握り、選ばれしトップアイドルだけ。

それをデビューしたての6人は何公演も埋めた。

でも今は…人気双璧だった赤西がいなくなり、男性人気もあった田中もいなくなり、KAT-TUN唯一の王子???枠田口もいなくなり…

果たして埋まるのかと思っていた東京ドーム2公演。まさか完売で急きょ追加公演で3公演になったと聞いて本当にびっくりした。

でも実際現地に入って本当にこんなにたくさんの席が埋まるのかと不思議な気持ちで見ていた。

 

ドーム規模のコンサートはSKE48ナゴヤドーム単独コンサート以来の私。

あの時は当初1日と言って1日分は即完売、後で追加された追加公演と合計2公演。でも追加公演のほうは少し暗幕もあって。

だからそういう感じになっても仕方ないのかなと思ってた、

 

しかし実際は違った。上の上までてっぺんまで全部入っていた。

コンサートの中身はあとでまた書くとして一面の赤いペンラ。

皆の心が一つになったあの空間。

すごかった。これがエンターテイメントだと思った。

もうジャニオタは半分足洗ったものだと思ってたけど、やっぱりジャニーズはすごい。魂に訴えてくる熱量がすごい。

 

 緻密に計算されたセットリストも、特効も照明も演出も、全てエンターテイメントであり、全てこれがジャニーズなんだ!と全身に訴えてきた。

ジャニの現場を離れて声優のライブに行ったり、女性アイドルの現場に行ったり、いわゆるファンとの近さを売りにするジャンルにいた私だが、東京ドーム、そしていわゆる王道ファンサなどないKAT-TUNのライブは、この10Ksのライブは、人生で一番メンバーとの心の距離を近くに感じた、人生で一番満足したライブになった。

 

途中で船を下りてごめんね、途中であきらめてごめんね、という私の気持ちに3人は全力で訴えてくる。

「俺たちは諦めたわけでもないし、ここが終わりではないからまた力を貸してほしい」と。

 

所謂ジャニーズのコンサートはそのグループのメンバーだけじゃなくてバックダンサーにジュニアがいて…紅白で冒頭のほうに出てくる若いジャニーズのグループがやってるやつであり、48Gなら本店のバックダンサーに支店がよばれるみたいなやつであり、本店主催の合同コンみたいなやつ。

でも今回は違う。本当に3人だけで東京ドームに立って、東京ドームのアリーナもスタンドも三階席もすべて上手も下手も正面もすべての客を満足させたのだ。

信じられない。本当に信じられないことに三階席にいてもメンバーが見えるのだ。

三階席なのに、ファンサ飛ばしまくるわけでもないのにメンバーと私だけみたいに感じてしまうのだ。

この理由はまた後日コンサートの中身について書くときに。

 

本当にジャニーズはすごい。ジャニーズがすごいし、コンサートの演出を考えるメンバーがすごいし、それにこたえるセットの制作者もすごいし演出家もすごい。なによりあんなにたくさんの大道具を作る、火薬を使う資金力がすごい!!

 

ジャニーズは王子様みたいな洋服を着て、投げチューとかウインクとかしてきてキャーってするんでしょ?愛を囁くみたいなのでキャーってするんでしょ?そういうのむずがゆいし大人だからそういうのは今更…と思っているそこのあなたにこそ行ってほしい。

もうこれはエンターテイメントなんです。

 

所謂王道ファンサをもらいに行くというより彼らの魅せたいものを見に行かせていただいて、自らもその演出の一部になっている、自らもエンターテイメントになっているんだ。

 

本当に幸せだったことは二日間行くことができて、30日はトロッコのメンバーのお顔が肉眼で見られて、1日は天空正面から彼らが何をどう見せたかったのかをじっくり見られたこと。

天空席なのに肉眼でメンバーを確認できる上にすべての演出が楽しめるのだ。

多分他のジャンルの人に天空席でよかった!と言ったら負け惜しみ乙って言われると思うけど、本当に負け惜しみとかじゃなくすごかったんだって。ほんと。

 

30日に久しぶりにジャニーズの洗礼を浴びた私は興奮と感動でどうしようもなくて、GOLDとかハルカナのイントロは10年以上もさび付かずにそこにあったんだ!!とかあんなに怖かった6人時代の曲はどれもあのころとは全然違ったけどそれが今のKAT-TUNなんだって自然と受け止められた。

何より赤西渡米の時より格段に成長した彼らは普通に彼らだけでお歌が成立できるだけの力量を得ていた。

同行させていただいたフォロワさんが「成長しててびっくりすると思いますよ」って言ってたけどほんとびっくりした。ほんとびっくりした。

 

私は行くまでずっと私の好きだった6人がなかったことにされるのが怖かったし、ネットの中では脱退メン担はアンチになってるっていう人もいるし、脱退メンを悪く言う人もいるし、もちろんそんな私自身も脱退メンにずっといい気持ちだけを持ってたわけでもないから、今のKAT-TUNを好きになることはろくーんを好きだったことを否定することになるのかと思ってた部分もあった。

 

でも違ったんだ。ろくーんをすきでも、今の三人を好きでもぜんぶぜんぶちゃんとKAT-TUNを好きってことなんだって、亀梨の最後のあいさつでちゃんとわかったよ。

今の三人のKAT-TUNのオタですっていう勇気はなかったんだけど、亀梨のあいさつで私はちゃんとKAT-TUNが好きです。昔も今でもずっと好きですって言っていいんだって思ったんだ。

 

今回の10Ks、メンバーは10周年のお祝いだと、ファンへの感謝なんだと言っていた。

一回船を下りて、ジャニオタ界に帰省した私はお祝いを言う立場でも感謝される立場でもなかったけど、でもコンサートを通じて受けた印象は「全てを受け止める赦し」だった。

昔のオタでも、今のオタでも、他のG担でも、誰でもいい!何を思っていたとしてもいい!ここにいるすべての奴らを受け止めてやる!っていう3人の覚悟。

半分になったけど心は折れていないんだ!という3人の覚悟。

謝罪と懺悔をもって参加した私はその覚悟を前に、後ろを向くことの無意味さを知った。

過去を悔やんでも、もう充電という事実は変わらない。

でも心が折れていない彼らを、それでもファンの愛情を信じている彼らを支えることはこれからもできるのだ。

 

俺らについてこい!と海賊船で言っていたカリスマ俺様海賊赤西仁もいない、オラオラ俺様海賊田中聖もいない、似非王子田口淳之介もいない。

でもその魂は残された三人に間違いなく残っていて、それを三人は隠しも悔やみも美化も懐古もせずに事実として受け止めている。

TVでも普通に脱退をネタにするし、まるで新曲の告知のようにメンバーの脱退をネタにする。

それは何にも考えてないからじゃなくてちゃんと考えているから。残された立場としてどうふるまっていけばいいのか考えているから。

現実として事実を受け止めているだけなんだ。

 

ずっと追っていたら楽しかったと思う。辛い以上に楽しいこともあったと思う。

でも私は一回船を下りて、また一時的に乗って、やっぱり船に乗ろうと思った。

もし過去に戻れるとしても私は多分船を下りてしまうと思う。

だからこそ冷静に受け止められるようになったと思うから。

 

昔のただただやんちゃだった上田竜也があんなに男前に成長しているなんて10年前はみんな思ってなかったし、ボクシングばっかりやっててなんなの?!って言ってた人もそれが今仕事に繋がってるとは思わないだろう。

 

久しぶりに現場に行ったからこそ強く感じたのは3人の成長。

田中聖の魂であり、赤西仁の非現実的なカリスマ性をもった上田竜也

俺はリーダーじゃないと責任から逃げていた10年前には考えられないくらい、全ての責任とメンバーとファンへの愛を背負った中丸雄一。落ち要因の田口を失って、昔よりいじられることを積極的に受け入れているようにも感じた。

そして、対外的にはしっかり者になったように見えてもやっぱり甘えん坊で、だけどあの頃よりやっぱり覚悟を決めている亀梨和也だった。

 

もしかしたらまた何か想定外のことが起きて船を下りたくなるかもしれない。

もしかしたら私の身に何か起きて応援するのが難しくなって船を下ろされるかもしれない。

でもきっと何度でも私はここに戻ってきちゃうし、そして彼らは何度でも受け止めてくれる気がする。

もし昔一瞬でもKAT-TUNを通った人がいたら、充電期間が明けたら一度、今のKAT-TUNを見に来てほしい。

そこにあなたの好きだったKAT-TUNそのものはいないかもしれない。でもあなたの好きだったKAT-TUNはちゃんと今も息づいているんだっていうことがわかると思う。

 

10年前、私生活が辛くて毎日泣きながらBest-of-KAT-TUNを聞いていた10代の私、そして今やっぱり私生活が辛くてふさぎ込んでいたギリギリ20代の私。

きっと10年後20年後も違う壁にぶつかっているだろう。でもきっと、その時もハルカナ約束のイントロは色あせていないし、GOLDは10代の彼らの海賊コンの姿が浮かぶんだ。そしてWill Be All Rightは変わらず背中を押してくれる。

 

5月1日の最終公演、天空席から見たのは圧倒的な存在感の彼らだった。

東京ドームにたった3人しかいないのにまるでそこが狭い空間のように彼らに支配されていた。

大量の火、水、レーザー、火薬、花火、炭酸ガス、紙吹雪、そんなもの全部かすむくらいきらきら輝く彼らは紛れもなく私が10年前に夢見たトップアイドルでしかなかった。

あの瞬間の彼らは私が初めて見た光GENJIのように、存在感だけですべてを語っていた。

 

10年越しの予感が はじけた瞬間だった。